できるだけ利益を増やして、損失を抑えることに成功しますと大きな金額を短期間で稼げるのがFXですが、多くのトレーダーが実はこの大事な原則に気づかず、漫然と取引をしています。
もちろん、差額で稼げることはわかるのですが、この損小利大がどういうものであるのかを具体的に理解している人が少ないので、これからFXを始める人はまず、1日の利益目標とロスカットの基準を明確にすることをオススメします。
かつてトレーディングを始めたばかりの頃、このような基準を作らずにとにかく大きな金額を稼いでやろうとしていたのですが、その結果確かに一時的には大きな金額を稼ぐことに成功したのですが、その後に何回も損失を繰り返していき、やがて元本割れを起こすところまで資金を減らしたことがあります。
もしも事前にロスカットの基準を明確にしていたらと悔やまれますが、それでもこのような失敗も良い経験です。
今では取引を始める際に必ず決済の基準として10pips以上の損失が発生したらロスカットをするようにしています。
このような基準を設定することで、トレーディングの最中に10pips以上の損失が発生することがなくなり、収益を伸ばすことに専念できるようになっています。
FX会社のオンライントレードを利用することで、事前にロスカットの基準を自動的に設定することができますので、いざトレードが始まりますとどうしても感情的になってしまい、損失に対して冷静に対処することができないという人はそのようなロスカットの設定を事前にしておくことをオススメします。
ロスカットの基準が設定されましたら、次はどのタイミングで利確をするべきかが重要になります。
FXの舞台となる為替相場の世界には上昇トレンドや下降トレンドと呼ばれるものがあり、上昇トレンドのときはチャートは上に向かいやすく、下降トレンドのときはチャートが下に向かって動きます。
しかし、このトレンドはすぐに反対方向に変更されやすく、せっかく生じた利益もすぐに消えてしまいますので、ある程度の利益が発生したら必ず利確をするといった基準が必要になるのです。
現在、ロスカットは10pips、利確は20pipsというスタイルで取引をしている身としては、このようなルール作りが週ベース、月ベースで大きな利益を出キための源泉になっていますので、利益を出したい人はまず基準を明確にすることを推奨します。